桜の花が咲き誇り、暖かな日差しに春の訪れを感じる今日この頃。
学校が春休み期間中ということもあり、最近のはらっぱには連日多くの子どもたちが訪れています。
ターザンロープを楽しむ子、早くも全身びしょ濡れになりながら水遊びをする子、全力でドッチボールを楽しんでいると思ったら、次の瞬間にはゆっくり麻雀を楽しむ子、などなど多種多様な遊びと子どもたちとで溢れています。
春休み中の子どもたちと話をしていると、「クラス替えが楽しみ!」や「担任の先生誰かなぁ」という話をよく耳にします。そんな話をするときの子どもたちの表情は、大きな期待とちょっぴりの不安を含んでいるように見えます。
新しい出逢い、新しい環境ってすごく緊張しますよね。
「うまく馴染めるだろうか」とか「クラスに友達出来るだろうか」とか。
未来のことは誰にもわからないので、すごく不安になります。
飛び込んでみると「案外こんなもんか」となることもありますが、それまでがやっぱり怖い。
それは、大人も子どもも関係なく多くの人が感じる感情なのではないかと思います。
そんな不安な感情になりながらも、それでも人は他者とのつながりが無くては生きていけません。
そう思うと、この春の出逢いってすごく尊くて、大切なものなのだなと感じます。
そんな出逢いの尊さ、素晴らしさを一言で表した言葉が、このブログのタイトルでもある
『我逢人(がほうじん)』 です。
書き下すと「我れ、人と逢うなり」となります。
人と出逢うことが全ての始まりであるとするこの言葉が、冒険はらっぱにはぴったりだなと常々思います。
遊びを通して人と繋がり、その繋がりが楽しい、嬉しい感情へと繋がり、前向きに生きていける。時には喧嘩をしたり、ぶつかったりすることもあるかもしれませんが、それもまた人との出逢いが無ければ経験できないことです。
この場で出逢った人と友達になれたり、ここで出逢った遊びがそのまま趣味になったり。そうした出逢いで人生が豊かになることもあるかもしれません。(実際に私もここで子どもたちから教えてもらった麻雀にはまり、今でもアプリでよくやります笑)
人との出逢い、物との出逢い、遊びとの出逢いが楽しい想いに繋がる。
そう考えると不安な新生活に踏み込む第一歩もなんだか軽くなるような、そんな気持ちに私はなります。
新年度でバタバタする時期ではありますが、そんな時こそ「我逢人」という言葉を思い出して、はらっぱに立ち寄ってみてください。
そこには新たな出逢いが、待っているかもしれません。
最後になりましたが、今年度の冒険はらっぱプレイパークもどうぞよろしくお願いいたします。
(プレイワーカー りゅう)