みなさんは、“四つ葉のクローバー”を見つけたことはありますか？
見つけると幸せになれると言い伝えられている四つ葉のクローバーですが、私自身は一度も見つけたことがありません。
幼き頃からあんまりにも見つけられないので、そんな葉っぱがあること自体、都市伝説か何かだと思って生きていましたし、見つけた暁にはとんでもない幸運が訪れるのだろうなと思っていました。
ですが、はらっぱに来る子どもたちの中には、そんな四つ葉のクローバーを見つける天才、すなわち『幸せ探しの天才』がいます。
その事実に気がついたのは先日のこと。
いつものようにはらっぱで過ごしていると、「見て、見てー！」と小学生の子たちが嬉しそうな顔で走り寄ってきます。
何かと思って見てみると、その手の中には綺麗な四つ葉のクローバーが。
すごい！！と私が感動しているのも露知らず、子どもたちは早々に次なる遊びの提案をしています。「これで栞を作りたいの！！」
さっそくラミネーターを取り出し、みんなでわちゃわちゃと栞作りを進めていると、四人のうち三人は四つ葉のクローバーを持っていますが、一人だけ“三つ葉のクローバーと一つ葉”を持っていることに気がつきます。
どうするのかなーとその子の様子を眺めていると、その子がラミネートしたフィルムの中には、なんと四つ葉のクローバーが！
「いつの間にすり替えたの？！」と驚きましたが、タネを聞いてその発想にさらに驚き。
ラミネートの際に置き方を工夫して、三つ葉と一つ葉で四つ葉に見えるようにしたとのこと。
発想次第で幸せをも作れてしまうのだなぁと、こちらも幸せをおすそ分けしてもらった出来事でした。
これは、後から知ったことなのですが、四つ葉のクローバーには葉っぱごとに意味がついているらしく、三つ葉は「信仰」「希望」「愛」を表し、四つ葉だとそこに「幸福」が加わるそうです。
「幸福」を自らの手で加えたその子にも、自分で「幸福」を見つけた三人の子たちにも、今後たくさんの幸せが訪れるといいなと思います。
はらっぱにはまだまだたくさんのクローバー（中には四つ葉も？！）があるので、ぜひ探しに来てみてください。
（プレイワーカー りゅう）
この話には、実は後日談があって、四人のうちの一人がその数日後にも栞作りをしに来ていました。
三つ葉と一つ葉で四つ葉のクローバーを作っていた子のために、本物の四つ葉で栞を作りに来たのだと聞いて、私もすごく胸が温かくなりました。
ちゃんと四つ葉が見つかるといいなと、願っていました。
その数分後、その子が15本ほどの四つ葉のクローバーを次々に見つけてきたときにはびっくり仰天。
私があんなに目を凝らして探しても、一本も見つからないのに。。。
短時間でそんなにたくさん見つけてしまうなんて。。。。。
その子の新たな特技を垣間見たなぁと思っていると、最後にその子が持ってきたのはとどめの“五つ葉のクローバー”
調べるとその発見確率はなんと『100万分の１』。
さすがにすごすぎません？！？！？！笑