無理はしなくていいんだよ。

暑い熱い夏が終わり、心地よい空気が秋の訪れを感じさせてくれる今日この頃。

冒険はらっぱの様子も、夏と今とでは大きく異なっています。

小学生たちの夏休み期間には、午前中からせわしく、賑やかな時間が流れていた冒険はらっぱですが、学校が始まった現在の午前中は、乳幼児親子さんがゆったりとした時間を過ごしています。

 

もちろん放課後になると、小学生・中高生がやってきて再び賑やかな時間が動き出します。

「宿題やってきた??」や「学校でこんなことあったんだ!」など学校の話でよく盛り上がっています。

中には、自慢げな顔で今日習った漢字を書いて見せてくれる子もいて、学校での出来事が日常生活にも影響を与えているんだなぁとよく感じます。

 

 

以上のような、学校に「行く選択」をしている子たちがいれば、もちろん「行かない選択」をする子がいても不思議なことではありません。

世の中には、これだけ多くの人たちがいて、一人一人感じ方や考え方が違うのですから。

学校が楽しいと思う子がいれば、一方で窮屈で退屈だと思う子がいるのも当然です。

 

世間的にも昔に比べれば、学校に「行かない」という選択を尊重してくれる人は増えていると思います。

「ホームスクーラー」という言葉もあります。

学校を休んで後ろめたいことなんてないんです。

子どもたちが持っているのは、教育を受ける“義務”ではなく、“権利”なのだから。

 

だから、絶対に無理だけはしないでほしい。疲れたら休むことも大切だよ。

生きてさえいれば、笑えることや楽しいこと、倖せを感じる瞬間がきっとあるよ。

 

と、夏休み明け、毎年この時期に思います。

 

 

もし疲れたら、安心して休める場所で休めばいい。

それが、学校なのか、家なのか、図書館なのか、冒険はらっぱなのか、どこなのかは人それぞれ。

そうやって「心休まる」とその子が思う場所で、思う存分休憩した後、また歩き出せばいい。

私がはらっぱで過ごし始めた去年だけでも、少しの間(その期間も人それぞれ)はらっぱで過ごして、学校に行く元気を取り戻してから学校に通っている、という例をいくつも見てきました。

 

子どもたちは、大人が思っている以上に色々なことを考え、感じ、判断しています。

そんな子たちを見守り、時には寄り添うことができる大人に私はなりたいと思うし、一人でも多くの方がそう考えてくれればいいなと思います。

 

学校に行っていても、行っていなくても、とにかくまずは元気に生きていてくれればそれでいいと、私は思います。

 

 

(プレイワーカー りゅう)