プレイワーカー

新年度になりました!!皆様いかがお過ごしでしょうか??

入園、入学、進級、就職、新生活などなど、それぞれの春がスタートし始めている頃かと思います。

冒険はらっぱも子どもたちがたくさん遊びに来ていた賑やかな春休みが終わり、徐々に日常の姿が戻ってきています。

 

さて、そんな冒険はらっぱですが、今年でなんと5周年を迎えます。

(5周年を記念したイベントがあるという噂も、、、)

5年も経てば、よく遊びに来ている子どもたちの年齢も必然的に上がっていくわけですが、今年は特に新たなステージに行く常連の子が多い印象です。

 

平日の午前に遊びに来て、場を和ませていた幼児さんたちは、幼稚園生に。

放課後や日曜日に遊び場を大きく盛り上げてくれていた小学6年生たちは、中学生に。

いつも頼りになるお兄さんとして場を支えてくれていた高校3年生たちは、大学生・専門学生に。

 

子どもたちの門出を祝う気持ちと共に、「もうあまり会えなくなってしまうのかなぁ」という寂しさを覚えます。

(環境が変わってもいつでも来ていいんだからね!!)

同時に「初めて来ました!」という方もこの春には多く、新たな出逢いが楽しみで仕方ありません。

(初めてでもいつでも来てくださいね!!)

 

穏やかな春の陽気が続く最近の天気とは裏腹に、出逢いや別れの連続で、嵐のごとく感情が大きく変化するこの季節。

嬉しさ、切なさ、悲しさ、愛しさ、楽しさ、尊さ。

本当に多くの感情を体験させていただいている、『プレイワーカー』というお仕事。

他には無い魅力がギュッと詰った職業だなぁと日々感じています。

 

様々な人と出逢い、話し、遊び、感情を共有し、優しさを感じ、時にはぶつかることもあれば、別れもあり。

そういう人と人が関わることで生じる“温かいモノ”を体感できるのが、その魅力の一つ。

人と人の繋がりが薄れていく昨今だからこそ、大切にするべきものだなと思います。

 

そしてなによりも大きな魅力として私が感じているのは、子どもたちの育ちの一部に関わらせていただけるということ。

これがもう本当にとんでもなくありがたいことだし、尊いことだなぁといつも思います。

 

歩くこともままならなかった乳児さんが、いつの間にかたくさん歩くし、なんなら言葉も発している。

自分が使っていたおもちゃを取られたら怒っていた幼児さんが、いつの間にか「今使ってるからね」と優しく諭すことができるようになっている。

不満があっても言葉にできず、力で解決していた小学生が、いつの間にか建設的な話し合いを行い、問題を解決できるようになっている。

 

などなど、挙げだしたらキリがないほど子どもたちの変化を感じる場面がたくさんあります。

そんな貴重な場面に立ち会い、時には親御さんとその喜びを共有できること。

そして子どもたちの人生の0.00001%にでも携わることができること。

とても倖せな体験をさせていただいているなぁと思います。

 

 

『プレイワーカー』は、先生のように何かを教え、導くわけじゃない。

アーティストやアスリートのように夢や希望を与えられるわけじゃない。

お医者さんのように病気を治すことができるわけでもない。

 

けれども、遊びを通して心に“遊び”を生み出し、ギチギチに凝り固まった毎日の生活をほんのちょびっとだけ緩める、そんな存在ではありたいなと思います。

 

そのためにもまずは、はらっぱでの日常を、この春の新たな出逢いを、今までの出逢いを、大切にして歩いていこうと思います。

 

今年度のはらっぱがどんなものになっていくのか。

全く予想もつかないしわからないけど、みなさんと一緒に遊び場を創っていくことが今からとても楽しみすぎています。

 

今年度も冒険はらっぱプレイパークを何卒よろしくお願いいたします!!

 

 

(プレイワーカー りゅう)