「りゅう、一緒にキャッチャーミット作ろう」
中学生が放った、この一言の衝撃たるや。
そして、その20分後にさらなる衝撃を受けることを、この時の私はまだ知りませんでした。
これは、とある中学生のはらっぱでの様子なのですが、あまりにも凄すぎたのでここで共有させてください。
その子は野球が好きで、よくはらっぱでも柔らかいボールで友達とキャッチボールやバッティングをして遊んでいます。
その日もいつも通りキャッチボールをして遊んでいたのですが、不意に切り上げると一言、
「キャッチャーミットを作りたい」
私は10年近く野球をしてきましたが、グローブを作ろうと思ったことは一度もありませんでした。
というか野球経験者の中でもグローブ作ったことある人って、そんなに多くないのではないでしょうか?
もし作ったことがあるのならすごいと思います。
ぼくはそんな発想にはなりませんでした。
実際にグローブを作ってみました。
意外に作るのが楽しくて簡単にできたのがビックリしました。
やっぱり子どもの発想力はすごいなと感じました。
他にも。
最近は自分で椅子などを作る機会が減ってきました。
みなさんもアマゾンなどで買っているかと思います。
ですがアイパレットは来てくださった方々が貴重な体験なので椅子などをつくっていったり椅子を寄付していただいたりしているおかげでアイパレットの支えになっています。
本当にたくさんの寄付をありがとうございます。
本当に今の子どもたちはいろいろなものに心をこめて上手に作ったりしていて未来をもっとすごい世の中にしてくれるだろうなという喜びと期待でいっぱいです。
以上の文章は、とある子(ペンネームを聞くとmickeyがいいとのこと。以下mickey。)との共同作業で生まれました。前半を私が書き、後半をmickeyが書いてくれました。
7月某日、私が事務室内でブログを書き進めていると、mickeyがやってきました。
最初のうちは音楽やゲームの話をしていたmickeyですが、ふと私が使っていたパソコンに目を向けると、じっと見つめ始めました。
そこには書きかけで未完成なブログの画面が映し出されています。
そして、mickeyの手がスーッとキーボードに伸びたかと思うと、そのまま慣れた手つきで文字を打ち始めました。
そこから約40分間、ほぼ話さず、集中した様子でブログの続きを書いてくれました。
未完成のブログを読んで、私が書きたいであろうことを想像しながら続きを書いてくれたのだと思いますが、結構私が書きそうなことを書いてくれてるんですよね。笑
書きかけの文章をチラッと見ただけで何を書きたいか慮る想像力と、続きから文章を書くという制限がある中で立派に文章を完成させたその創造力に脱帽です。
書き終えた後、「これでりゅうの仕事は終わりだね!」と笑うmickeyの表情は、達成感と高揚感とほんの少しの照れが入り混じる、一人前の作家の顔でした。
mickeyのような子どもたちが、未来をもっとすごい世の中にしてくれるだろうなという喜びと期待でいっぱいです。
(プレイワーカー りゅう& mickey)
p.s.
mickey、素敵な文章を書いてくれてありがとう。またいつか書いてね。
そしてキャッチャーミット作成秘話については、また後日詳しく書きたいと思います。笑
8月のブログをお楽しみに。