ロールモデル

年が明けると「今年の目標は~」なんて話をよくしますが、2024年もそれは例外ではなく、度々そんな話をしているのを耳にしますし、自分もします。

 

みなさんの今年の目標はなんでしょうか?

そして、去年の目標はなんだったでしょうか??

 

今年の目標って、『日々意識していないとあっという間に忘れてしまうものランキング』で堂々の第1位を取るものだと私は思います。

自分ももちろん忘れてしまう人の一人ですし、日々意識している人のほうが少数だと勝手に思っています。

 

「今年はこうやって生きて、去年よりもレベルアップするぞ~~~!」と、目標を立てた時には思っているのですが、一週間後には日々生きていくことに必死で頭の片隅からも抜け落ちてしまっています。

自分が立てる今年の目標ってだいたい漠然としていて、ふわっとしているからこうなってしまうんですよネー。

 

具体的で、わかりやすいものであれば達成できるはず。

そう思って色々と調べていると、「ロールモデル」という考えがあることを知りました。

ロールモデルとは、一言でいえば「お手本となる人」のこと。

「この人みたいになりたい!」と思った人物から学んだり、その人の模倣をしたりしているうちに、「なりたい自分」に一歩ずつ近づいていけるという考え方です。

 

このロールモデル、異年齢の交流がたくさん生まれるはらっぱでよく見かけます。

 

焚き火の火つけを、あっという間にかっちょよくやってのける小学生の子を見て、幼児さんが「やってみたい!」となり、初めてのマッチに挑戦!苦戦していたけど、先の小学生のアドバイスもあり見事に成功!

点火に成功した幼児さんも、一緒に見守っていた小学生の子もすごく嬉しそうでした。

 

鬼ごっこでアスレチックを使って逃げるのがめちゃ速い中学生の子を真似して、新たな技を習得しようと試みる小学生の子たち。

形は中学生の子より不格好だけれども、心なしか速くなった気がする?!

 

木工でかっこよく工具を扱うお父さんの姿を見て、ギコギコ、トントン。

慣れないノコギリやトンカチを扱ってみる子たち。何を作るわけでもないけれど、やってみること自体が楽しそう。

 

自分が楽しいということをしていると、気がつけば他の子も真似してやってみているということは、はらっぱあるある。

「自分なりの“楽しい”を追及している人」がたくさんいるこのはらっぱで、子どもたちは周りをよく見て、楽しそうなことをしているロールモデルを見つけ、真似してみて、遊びの幅を広げ、自分の可能性も広げているのです。

 

 

「学ぶ」は「まねぶ」が語源である。という話もあるように、子どもたちは真似することからたくさんのことを学んでいるようにこのはらっぱでも感じます。

真似をして、トライ&エラーを繰り返して、様々な技術や考えを身に付けているように思えます。

 

 

そして、私たち大人は子どもたちからすれば、絶好の真似る対象。

こんな人生を歩みたいなぁというロールモデルになり得ます。

 

大変なことがたくさん起こる人生だけれど、心の底から大人が楽しそうにしていることが、子どもたちが人生を歩むうえでの希望になると私は信じています。

 

冒険はらっぱでは、大人の方が好きなことをして遊ぶのももちろんOK

全力で楽しむ素敵な大人の姿を見せに、ぜひぜひいらしてください!!

それが子どもたちのやってみたい!を広げることにも繋がると思うので!

 

最後になりますが、2024年の冒険はらっぱプレイパークもよろしくお願いします!

 

 

(プレイワーカー りゅう)

 

↓写真は最近スイーツづくりにはまっている子が作ってくれた美味しい美味しいドーナッツ🍩