みなさんは「推しは推せるときに推せ」という言葉、聞いたことあるでしょうか??
「好きなもの(推し)は、それがあるうちにたくさん愛しておけ!!!」みたいな意味合いで私は捉えているのですが、本当にその通りだなぁと思います。
私がそう思うようになったきっかけは、とあるバンドの活動休止でした。
私には長年愛してやまない大好きなバンドがあります。
高校生の頃から日々とてつもない幸せを彼らの音楽から受け取り、心を支えてもらい、どんなにしんどいことがあっても楽曲を聴けば頑張れたし、乗り越えることができました。
これからも当たり前にあり続け、日々を彩ってくれる。そう、思っていました。
しかし、順調に飛んでいたシャボン玉が急に弾けるかのように、ある日突然、それは発表されました。
無期限の活動休止。そしてメンバーの脱退。
好きだからこその大きな絶望を感じましたし、行けるだけライブにも行っていたはずなのに「なんでもっとライブに行って応援しなかったのだろう。」と後悔の念に押しつぶされそうにもなりました。
今でこそ活動再開してくれているけれど、当時は本当に悲しくて苦しかったなぁ。
どんなものにも始まりがあれば終わりがある。
頭ではわかっていたけど、いざ身近に起こるととんでもなく悲しいですね。
推せるときに推さないと後悔する。
だから、愛せる時にたくさん愛そうと、強く胸に刻みました。
そして「推し」という言葉が広義的になってきている昨今、これって日常生活でも言えることなのではないかなぁと感じています。
元々は、アイドルグループの中で一番好きな人!みたいな意味合いで使われていた「推し」という言葉。
ですが今では、俳優やスポーツ選手はもちろん、クラスメイトや友だちに対して使われることまであります。
それで言うと、我が子って『人生最大の推し』になり得るかもなぁと思うんですよね。
寝顔とか絶対に可愛くて尊くてたまらないだろうし、間近で応援しながら初めて立った!歩いた!!転んだ。って一喜一憂できることが倖せですし、成長していく姿を写真や動画に収めてたくさん見返したいですし。
その一連の慶びが、まさに「推し活」って感じがします。
もちろん怒りたくなること、イライラすること、悲しみに暮れることもたくさんあると思います。
ですが、そんな怒りや悲しみなどの負の感情をも凌駕するものが、我が子の笑顔にはあると思うのです。
(まだ自分は経験したことないのでわかりませんが。笑)
(見当違いな妄想だったらすみません。笑)
そして、そんな子どもの“今”は、今しかありません。
どんどん大きくなっていくし、反抗期が来たりもするし、いずれは自立していきます。
そのすべての過程を愛しいものだと噛み締め、その時々を愛してほしいし、愛していきたい。
一度過ぎ去ったものは、戻らないから、今日の分の大好きは、今日伝えるべき。
まさに「推しは推せるときに推せ」です。
子どもたちの魅力が、最大限に発揮されるような場を。
大人の方もたくさん子どもたちを愛せる場を。
冒険はらっぱが、少しでもそんな愛で溢れる場であればいいなと私は思います。
そのような場を来てくださるみなさんと創っていければなと思っています。
(プレーワーカー りゅう)