みなさんは、子どもの頃の想い出を憶えていますか?
一生憶えていたいと思うほど最高に楽しかったこと、明日が来てほしくないと思うほど嫌だったこと。
家族と過ごす当たり前にあった日々。友達と他愛無い会話をした日々。
親や先生に怒られてドキドキすることもあれば、初めて恋を知ってドキドキすることも。
放課後に友達と校庭で遊んだこと、その帰り道に見た綺麗な夕焼け空と花壇に咲く赤と白のニチニチソウ。
人それぞれに忘れられない大切な想い出が、確かに心の奥底にあるかと思います。
そういう子どもの頃の記憶を大人になってから掘り起こすと、何とも言えない懐かしい気持ちになりますし、そうした記憶が生きていく上での軸になっているのかもなぁと感じています。
そして冒険はらっぱで過ごした日々が、ここでの出逢いが、子どもたちにとっての大切な記憶であり、大切なモノになっているのだなぁ。ということを最近よく感じます。
昔たっっっくさんはらっぱで遊んでいた小学生の子たちは、今では中学生になっています。
小学生だった時に仲良くしていた子たち(ケンカもたくさんしていたようですが。笑)も、中学生になるとそれぞれ部活に勉強に習い事にと忙しくするうちに、だんだんと疎遠になってしまうのはあるあるだと思います。
ですが、疎遠になっていた子たちも、偶然タイミングよくはらっぱに遊びに来た時に再会すると、この上なく嬉しそうな、とびっきりの表情になり、ブランクがなかったかのように楽しそうに話し始めるのです。
ここで遊んだ楽しかった想い出がそうさせているのかもなぁと、その姿を見て思いました。
また、はらっぱがオープンした当時に中学2年生だった子たちは、なんと今年で20歳になります。(めでたい!)
今でも遊びに来てくれることがあるのですが、その度に場を支えてくれて、立派になったなぁと思うと同時に感謝しかありません。
そんなその子たちも、いざ遊ぶとなったらいつも全力!
小学生の子たちと全力で鬼ごっこをしてあげていることもあれば、同年代の子で集まってガチのマジで行う、サッカーやバレーボールなどを楽しんでいることもあります。
昔から変わらずに仲良く、全力で遊ぶその子たちを見ていると「青春だねぇぇぇ!」と嬉しい気持ちになります。
子どもの時に共に描いた大切な想い出が、生涯の友情を生み出し、数えきれないほどの楽しかった想い出が、生きていく上での心の支えになっていく。
はらっぱで過ごしてきた子たちを見ていると、そのように思えてきます。
はらっぱで過ごす日々が子どもたちの大切な記憶の一ページになっていくと思うと、そこで過ごす一大人としてとても背筋が伸びる思いになります。
その人の中のごくわずかだとしても一部になるわけだから、大事に大事に、毎日を、その瞬間を過ごしていかなきゃいけないな、と思います。
これからも子どもたちが紡いでいく“大切”を見守り続けていきたいですし、その中で生まれる数々の歓びを多くの大人の方々と共有していければなと思っています。
今しかない限りある美しい日々を見守りに、保護者の方も地域の方もぜひいらしてみてください。
(プレーワーカー りゅう)