「災害級の暑さ」と連日のように言われていた、今年の夏。
とんでもなく暑かったですねー。みなさん体調いかがですか?
毎年どんどん暑くなっている夏に、ちょっぴりうんざりしてきた私です。
9月に入っていますが、まだまだ暑い日々は続きそうなので、熱中症には十分注意してお過ごしくださいませ。喉が渇く前に水分補給!帽子などの日除けも忘れずに!!
さてさて、それだけ暑いと屋外の遊び場である冒険はらっぱも、とてもではありませんが危険すぎて外では開園できていませんでした。
ありがたいことに室内をお借りすることができるので、室内での遊び場を開いていましたが、8月中はほぼ毎日のように室内だったかと思います。
夏休み中の子どもたちからすれば、思いっきり遊ぶチャンスなのにー。
「外でやってほしいよー」という子どもたちからの声もあり、こちらとしても外でできないもどかしさに悶々とする日々でした。
それでも連日のように来る子は一定数いて、室内であっても場を開き続けることができるこの環境をとてもありがたく思いましたし、日々遊びに来る子たちにとってこの場が「居場所」の一つになっているのかもなぁということも強く感じました。
「居場所」ってふわっとした言葉ですが、自分の解釈としては「安心して過ごすことができる場所」であると思っています。
遊び場において自由な遊びが成り立つためには、この居場所感が大切だと思っていて。
安心できない場所(誰かから攻撃されたり、怒られたり、文句を言われたりする場所)では、何か言われてしまうのではないか、遊びを止められて怒られるのではないかと考えてしまい、自由に遊ぶことはできません。
そしてそれは遊びに限らず全てのことに当てはまり、安心して過ごすことができる場所があって初めてその子らしさを発揮し、自由に生きていくことができると私は考えています。
さらに、安心できるための要因も人によって違うと思っていて、自分なんかはある程度見通しが持てて「何々を作ります!手順はこうします!」って先に予定を教えてもらっていた方が安心して動きやすかったりするのですが、一方でそれが窮屈で嫌だ、自分のペースでやった方が輝けるという人がいるのも事実です。
安心して過ごせる場、ないしは力を発揮できる場は人によって違う、ということですね。
特に多様性が声高に叫ばれている昨今は、人々のニーズに合わせて様々な場が展開されています。
もし今、安心して過ごすことができていない、力を発揮しきれていない、と感じている人がいるのであれば、一度立ち止まって、まずは安心できる場所を見つけてほしい。
この広い世界のどこかに必ず、あなたの居場所はあるはずだから。
それが学校であっても、おうちであっても、はらっぱであっても、どこでも大丈夫だから。
その場所を見つけて、生きているだけで、もう十分すぎるほどに素晴らしいことなのだから。
すべての人が居場所を見つけ、笑顔で過ごせるようになることを願っていますし、その一助にはらっぱもなれればいいなぁと思っています。
安心して自由に遊んでいるときの子どもたちの力は、とてつもないもので、「なんでそんなにすごい発想ができるんだ、、、!!」と驚かされることの連続です。
(最近一番驚いたのは、もち米はなかったけれど臼と杵を見て何かをつきたいと思った子が菓子パンをつき始めたことですかね~。もっちり感が増して美味しくなったそう。)
そういう場面で全力で遊びに没頭する子どもたちの笑顔を見ると、この仕事の尊さを感じます。
それと同時に、子どもたちが安心できる環境を整えていくのは、大人の大きな役割の一つだなぁと身が引き締まる思いにもなります。
安心できる居場所が、安心できる地域になり、安心できる社会へと繋がっていくと信じています。
綺麗事かもしれませんが、まずは地域みんなでよりよい社会を目指して、手を取り合っていきたいですね。
(プレーワーカー りゅう)