プレーパークには、本当にいろんな人が来ます。
最近できた築山付近では、思いっきり泥にまみれて遊んでいる小学生や一緒に泥だらけになって過ごす親御さんの姿があります。
火を起こして様々な調理をする傍らで、真剣な表情で麻雀を楽しむ中学生や大人の方々。
そのテーブルに焚き火で作ったポップコーンを持っていき「食べますか~??」と聞いている幼児さん。それをたくさん受け取って、嬉しそうに頬張る中学生の子。
奥のボール遊びでは、小学生・中高生・青年たちがごちゃまぜになって全力でサッカーをして、大盛り上がりしています。
デッキの上ではマットレスに寝転がりながら、静かに漫画を読んで過ごしている小学生の子もいます。
まだまだまだまだもっっっっっとたくさんの遊び・過ごし方が実際には広がっているのですが、ここでは到底書き切れません。(ぜひ遊びに来て、実際に見てみてください!)
誰にもやりたいことを咎められることなく、自由に過ごすことができる、というプレーパークの特色があるからこそ、いろんな人が集うのだと思うし、それがこの場の魅力だよなぁと感じています。
また、そんな様々な過ごし方をしている子たちを見ていると、人っていろんな”顔”を持っているなぁということをよく感じます。
ど派手にいろんな遊びをする子が、乳幼児さんにめちゃくちゃ優しく接していたり、わいわいみんなで過ごしている子が、実は一人で過ごすことも好きであったり。
場面や接する人に応じて、その子が持つ“顔”を自然と使い分けているのだと感じます。
自然とやってのけているけれど、それってとってもすごいことだと思うし、子どもたちって本当によく周りを見ていて、敏感に空気を感じ取り、繊細に行動しているなーと思うことがたくさんあります。
子どもたち同士のケンカが起こりそうになると、その険悪な空気を察知して、それとなく仲裁に入り、ポジティブな発言で場を和ませるような子。
幼児さんがおもちゃの取り合いをしているとさっと駆けつけて解決しちゃう小学生のお兄さん。
大人の自分がどうしようかね~?と思っているようなことも、子どもたちの何気ない一言であっさり解決してしまうことがたくさんあります。
場面に応じた“顔”の使い分けは、大人以上に柔軟で多面的、かつ繊細なのかもしれません。
だからこそ、子どもたちの一部を見てそれを全部として、「この子はこういう子です」って決められないし、決めてはいけないと思っています。
私自身もそうですが、大人は経験則からすぐ型にはめようとしてしまうけれど、その想像をはるかに凌駕するような力を子どもたちは持っているんですよね~。
いろんな子が来て、それぞれにいろんな顔を持っている。
そんな視点からプレーパークで遊ぶ子たちを見てみると、新たなおもしろさがあるかもしれません。
心地よい秋の気候になり、外遊びしやすい時期になってきましたので、ぜひぜひたくさん遊びに来て、子どもたちの様々な“顔”を見てみてください!
p.s. 写真はとある子が作った氷の球です!実物は、写真の10倍すごいものでした~
(プレーワーカー りゅう)