2025年が始まって、早いもので1ヵ月が経過しようとしています。
お正月にこたつでまったりテレビを見ていたあの日から、もう1ヵ月経つのかと思うと時の流れの早さを痛感します。
1月4日から開園していた冒険はらっぱでは、今年もすでにたくさんの遊びが展開されています。
手を真っ黒にしながら書き初めをする子。書けた!と嬉しそうな笑顔。
たき火で調理を楽しむ人。そこから生まれる様々な交流、分かち合う優しさ、嬉しさ。
幼児から青年の子たちで行うサッカー。はらっぱ中に響き渡る楽しそうな声たち。
子どもも大人も楽しそうに過ごす姿を見ていると、今年も良い年になりそうだな~~~と、一人静かに確信しています。
そんなはらっぱの日々の、ちょっとしたエピソードを1つ。
新年早々とある日、中学生の子に「ちょっと来て~」と呼ばれて行ってみると、そこには子どもが地面をなぞって書いたであろう数字の羅列がありました。
「2025×365」
4桁×3桁の計算を筆算で懸命に解いた跡。
「誰が書いたんだろうね~」なんて他愛のない会話をした後、その時は別の遊びに移っていったのですが、この出来事が個人的には深く印象に残りました。
「1年が365日だから、2025年だと何日経つのだろう?」という純粋な疑問を感じたから計算をしてみた子がいた、その事実にすごくほっこりした気持ちになりましたし、それを紙ではなく地面に書くお手軽さ・雑さもなんか良い。
そして、そんなに目立つ感じで書かれていなかったにも関わらず、それを見つけた中学生の子の観察力にも脱帽です。
また、私はその数字の羅列から、先人たちに想いを馳せたくなっちゃいます。
「2025×365」
計算してみると、739,125日になります。想像を絶するとんでもない数字ですね。
さらにこれは紀元後だけの話なので、人類が誕生したときから数えると、もっともーっと莫大な数字になることでしょう。
一説によると、人類が誕生したのは500万年前。
そこから進化と発展を繰り返して、現在の私たちの生活があります。
火や電気もない、本当に何もないところから色んな仕組みや物を生み出し、ここまで来ている人類、凄すぎるなーと思うと同時に、それを突き動かしていたであろう好奇心や探求心の偉大さを感じます。
個人的によく思うのが「ゴーヤ初めて食べた人凄くない?!」ということです。
あの見た目のものを初めて食べた人の好奇心、凄すぎます。
「やってみたい」という気持ちが真価を発揮し、人類は進化しているのです。
冒険はらっぱは、子どもたちの「やってみたい」で満ち満ちています。
つい先日には、公園で見た面白い遊具をこの場で再現したい!とのことで、試行錯誤して、作ってみている子がいました。
そうなったときの子どもたちのエネルギーと集中力は、とてつもないものです。
側で見ているとなんだってできてしまうのではないかと思えます。
「やってみたい」という気持ちがあれば、どこまでも行けるしなんでもできる。
そんな気がしてなりません。
はらっぱから世界を驚かす大発明が誕生するのも、時間の問題かもしれませんね。
今年も子どもたちの「やってみたい」という気持ちをなにより大切にして、広がる世界を一緒に楽しみながら、子どもたちや地域の方々と共に過ごしていければと思います。
2025年も冒険はらっぱプレーパークをどうぞよろしくお願いいたします!
p.s. 写真はとある子が作ってくれたフルーツの盛り合わせ!
本当になんでも実現できてすごいなぁ。
(プレーワーカー りゅう)