先日、7月8日のおはなしです。
よく冒険はらっぱにあそびに来ているお家から
スイカ1玉の差し入れがありました。
差し入れありがとうございます。
子どもたちは日陰でホースとたらいを用意し、スイカをじっくり冷やしながら談話。
いいなぁ、あのまったり感。
なんて、関心を寄せていると、
「そろそろスイカ食べようゼ」「いいねー食べよう食べよう」
プレイワーカーのむらは「スイカ割り」がはじまると思っていました。
でも、子どもたちはちがいます。
「スイカ切るぞ~!おー!!」
(なるほど、割らないで切るのね。切るのに何を使うのかな)
と様子を見ていると、
洗ったのこぎりでギコギコ。ザクザク。サクサク。
のこぎりで切る理由を子どもたちは口にしなかったけども、
もし聞いていたら…
「だってあそびで使い慣れている道具はこれだから」
「包丁より切りやすそうだし」
「なんとなくやってみたいなと思って」
なんて返ってきたかも。
きれいに切り分けられたスイカ。
「これ、俺んちのスイカだぜ!」「俺と仲いいやつにしかあげなーい」と聞こえてきたかと思えば、
「私も食べたい~」「お友達になろう」なんて言う、かわいい声が聞こえてきます。
「いいよ、お前にもあげるよ」「やったー、ありがとう」
そんなやりとりから静かになったので見てみると、
口いっぱいにスイカ。
近くにいた人たちで美味しそうに食べていました。
おなかも心も満たされたのかな、
「スイカ屋さんでーす。スイカいかがですかー」
「スイカまだ食べていない人どうぞー」
あそび場にいた人たち全員に差し入れをしてくれました。
差し入れでもらった一玉のスイカ、
子どもたちが切ったたくさんのスイカ、
みんなで分け合って食べたおいしいスイカ。
おなかも心もいっぱいになりました。
おいしいスイカ、うれしくなる気持ちの差し入れありがとうございます。